フッ化物応用

フッ素(フッ化物)はむし歯予防効果があることはみなさんご存じだと思います。そこで、フッ化物について少し説明させていただきます。まずは、役割から。

①初期虫歯を修復

フッ素は、むし歯になりかかった歯から溶け出したカルシウムなどが、再び歯の表面に戻ろうとする作用(再石灰化)を助け、歯の修復を促進します。

②歯質を強化する(耐酸性)

フッ素が歯に取り込まれることで、エナメル質が強化され、酸に溶けにくい強い歯になります。

③むし菌の抑制

フッ素の抗菌効果により、むし歯菌の働きを抑え、酸の産生を抑制させます。

 

日本においてフッ化物を歯に利用できる方法は①フッ化物洗口法②フッ化物歯面塗布法③フッ化物入り歯磨き剤の3つあります。ではどのくらいむし歯予防効果が期待できるのか?実は下のようなデーターがあります。

 

①フッ化物洗口法(50~80%)

②フッ化物歯面塗布法(30~40%)

③フッ化物入り歯磨き剤(20~30%)

 

そこで、けい歯科医院ではこれら3つの方法を正しく併用していただくことをおすすめしておりますが、特に上のデーターからもお分かりのように、①フッ化物洗口法(50~80%)安価(¥500/約2か月)で効果的なのでおすすめです。 また、フッ化物歯面塗布については年2~4回おすすめしております。

 

最後に、フッ化物の応用はあくまでも予防的なものです。これを使ったから大丈夫!というものではございません。あくまでも、正しい食生活、正しい歯みがきが大前提となっております。歯みがき指導はもちろんのこと、食事指導なども行っております。お気軽にスタッフまでお問い合わせください。